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【国際】

「NYで再び悲劇が…」 中枢テロ想起 ハロウィーン暗転

 【ニューヨーク=東條仁史】ハロウィーンでにぎわっていた十月三十一日の米ニューヨーク・マンハッタンで、ピックアップトラックが自転車専用道路を暴走し、八人が死亡した。欧州などで相次ぐ車両を使った無差別テロがニューヨークでも起き、市民らは恐怖や怒りを口にした。同日夜には現場近くで、仮装パレードが警備を強化して予定通り行われ、参加者は「テロが勝つことはない」と訴えた。

 現場近くの大学前で男子学生ルーベン・カブレラさん(23)は花火のような音を聞いた。警察車両が急行した先には二人が倒れ、シートがかけられていた。泣き叫ぶ子どもたちや大破した犯行車両も目に入った。

 周辺は学校やオフィスが立ち並び、二〇〇一年の米中枢同時テロの現場はわずか数百メートルの距離にある。カブレラさんは「再びニューヨークで悲劇が起きた。不幸なことだ」と唇をかみしめた。

 事件は三十一日午後、市民らがハロウィーンの仮装を楽しんでいたときに起きた。夜には現場から数ブロック先で仮装パレードが実施された。多くの人たちが参加した一方、多数の警察官が動員され、コース沿いには車両の進入を防ぐ鉄柵が設置された。米CNNテレビは、参加者が「ニューヨークを支える」などと訴える様子を伝えた。

 米中枢同時テロの跡地近くで働く女性公務員のリサ・フィッツパトリックさん(55)は「同時テロも間近で経験した。この種のテロは事前に予測することはできない」と表情を曇らせた。

 

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