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【国際】

トランプ大統領 あす来日 対北 首脳深める蜜月

 トランプ米大統領が五日、初来日する。六日の安倍晋三首相との首脳会談では、弾道ミサイル発射や核実験などの挑発行動を続ける北朝鮮に政策変更を迫るため、日米両国が圧力強化に向けた新たな対応を打ち出すのかが注目される。両首脳は今年二月の首相訪米時以降、北朝鮮の挑発行動のたびに会談と電話協議を重ねることで信頼関係を深めてきた。今回の会談でも対北朝鮮では一枚岩であることをアピールするとみられる。 (清水俊介)

 両首脳が北朝鮮問題で最初に緊密な連携ぶりを世界に示したのは、今年二月十二日にトランプ政権発足後初めて北朝鮮が新型の中距離弾道ミサイルを発射した時だ。安倍首相は訪米中で、フロリダ州パームビーチのトランプ氏の別荘に滞在していた。

 トランプ氏は首相との共同記者発表で「米国は百パーセント、日本とともにある」と強調。日米同盟の強固さを見せつける「絶好の機会」(首相)となった。

 その後も北朝鮮はミサイルを発射し、日本上空を通過させるなどの挑発行動を続けた。ミサイル発射は十回超。八月には、米領グアム周辺に四発のミサイルを発射する計画が明らかになり、九月には六回目の核実験も行った。

 両首脳はほとんどのケースで、挑発から時間をおかずに電話で対応を協議している。電話は二日連続や、一日に二回ということもあった。政府高官は「これほど米大統領と簡単に電話で話せる日本の首相はいなかった」と指摘する。

 外務省によると、トランプ氏の大統領就任以降、首脳会談は四回、電話協議は十六回で意見交換の機会は計二十回に上る。北朝鮮の挑発と絡まないときでも、北朝鮮問題は毎回話している。

 だが、両首脳の蜜月関係にもかかわらず、北朝鮮には現時点で、ミサイル開発や核実験をやめようとする気配はうかがえない。首相は今回の首脳会談で「北朝鮮の最新情勢を十分に時間をかけて分析し、対応ぶりを詳細に協議し、一層緊密に連携していくことを確認したい」と話している。

 

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