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【国際】

無国籍の人 1000万人 7割以上は少数民族 国連推計

 【ジュネーブ=共同】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)報道官は三日、ジュネーブで記者会見し、ミャンマーで迫害されているイスラム教徒少数民族ロヒンギャのような「国籍を持たない人々」が全世界に推定で約一千万人いると発表した。うち七割以上がロヒンギャやシリアのクルド人などの少数派民族・集団という。

 報道官は「無国籍の少数派の人たちは市民権もなく差別的な扱いを受けている」と指摘、国籍を付与するなどの早急な対策を各国に求めた。

 UNHCRは今年五〜六月、カラナと呼ばれるマダガスカルのインド系住民、マケドニアの少数民族ロマ(ジプシー)ら無国籍の少数派に属する約百二十人にインタビューし、報告書を公表。

 国籍や市民権がないため、職も得られず、教育や医療も受けられない実態があると明らかにした。

 UNHCRはタイ政府が二〇一二年以降、二万数千人の少数派の人々に新たな国籍を与えた例を指摘。各国に自国で生まれた子供が無国籍でも国籍を付与するなどして、二四年までに無国籍の人をなくすよう要請している。

 

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