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【国際】

レバノン首相が辞意 ヒズボラ後ろ盾 イランを非難

 【カイロ=奥田哲平】ロイター通信によると、レバノンのサード・ハリリ首相は四日、テレビ演説で「私の命を狙ったたくらみを感じる」と突然の辞意を表明した。イスラム教シーア派組織ヒズボラや後ろ盾となっているイランを非難したが、具体的な暗殺計画について明らかにしていない。

 首都ベイルートでは数日前、ハリリ氏の車列を狙った暗殺計画が未然に阻止されたと報じられている。

 スンニ派で親欧米のハリリ氏は、昨年十二月に就任したばかり。演説の中で、中東諸国でイランの影響力が強まっていると指摘し、「レバノンは過去のように立ち上がり、拡大路線を取る邪悪な手を切るだろう」と述べた。ハリリ氏は、父ラフィク元首相が二〇〇五年二月に暗殺され、ヒズボラが関与したとされる。

 宗教や宗派が複雑に絡むレバノンは、イランがヒズボラを、対立するサウジアラビアがスンニ派勢力を支援し、中東の覇権を競う両大国の「代理戦争」を繰り広げてきた。ハリリ氏は、昨年十月の大統領選出の際にヒズボラに近いアウン大統領支持に姿勢を転換して歩み寄り、挙国一致を目指して首相に指名された。

 

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