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【国際】

韓国、ユネスコ新組織誘致 世界記憶遺産を管轄

 【ソウル=境田未緒】韓国の行政安全省は七日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)を管轄する「国際記録遺産センター」の誘致に成功したと発表した。センターは、記憶遺産として登録された記録物の保存や関連政策研究などのため新設される。パリで開かれたユネスコ総会で六日(現地時間)、韓国中部の忠清北道清州(チュンチョンプクトチョンジュ)市での設立が決まったという。

 清州市は、記憶遺産に登録されている世界初の金属活字本「直指心体要節(ちょくししんたいようせつ)」が刊行された場所。韓国の国家記録院と清州市が協力してセンターの誘致を進めてきた。今後、ユネスコと韓国政府が協定書を締結し、二〇一九年からの本格的な運営を目指して準備を進めていく。

 金富謙(キムブギョム)行政安全相は「世界記憶遺産登録を取り巻く各国間の利害関係が微妙な状況にある中で、センターの誘致は非常に意味のあることだ」と指摘。さらに「センターが本格的に運営されれば、ユネスコと会員国家の有機的な連携はもちろん、関連事案が発生したとき、先制的に対応できる」とコメントした。

 世界記憶遺産事業は一九九二年に開始。十月には朝鮮通信使に関する記録などの登録が決まった一方、中国や韓国の民間団体が申請していた慰安婦関連資料の登録が延期され、韓国では日本に対する反発が出ていた。

 

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