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【国際】

英皇太子法人、投資で利益 排出権演説後に株式売却

 【ロンドン=共同】英国のチャールズ皇太子の個人資産を管理する法人が、タックスヘイブン(租税回避地)であるバミューダの二酸化炭素(CO2)排出権ビジネスを行う投資会社に投資し、皇太子が排出権に関する国際的な取り決めの変更を訴える演説をした後、投資会社の株式売却で法人が利益を得ていたことが七日分かった。「パラダイス文書」を基に英BBC放送などが伝えた。

 皇太子はこの投資会社の幹部の一人と友人で、資産を管理する法人が二〇〇七年に株を取得する形で十一万三千五百ドル(約千二百九十万円)を投資。この取引は投資会社の取締役会で原則秘密にすることが決められたという。

 投資会社は熱帯雨林など森林が吸収するCO2分を排出権として認めるよう訴えていたが、皇太子は株取得の約五カ月後に、排出量取引に関する欧州連合(EU)の取り決めや京都議定書が森林を除外していることを「間違いだ」と演説。

 管理法人は〇八年に株を売却、取得価格の三倍近い三十二万五千ドルで売れたという。

 皇太子が温暖化など環境問題に熱心であることは以前から有名。英王室は英メディアに、皇太子は投資の決定に関与していないとした上で「管理法人の投資先だとの理由で、皇太子が演説の内容を決めたことはない」としている。

 

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