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【国際】

「北は米国を試すな」 トランプ氏、韓国国会演説

8日、韓国国会で演説するトランプ米大統領=AP・共同

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 【ソウル=上野実輝彦】韓国を訪れているトランプ米大統領は八日午前、韓国国会で演説した。北朝鮮が核実験や大陸間弾道ミサイル開発を続けて日米韓を威嚇しているとし「北朝鮮はこれまで米政府を脆弱(ぜいじゃく)だと考えていたが致命的な誤算だ」と指摘。「われわれは過去とは違う。甘く見たり、試そうとするな」と警告した。

 トランプ氏は、朝鮮半島周辺に原子力空母三隻や戦闘機、原子力潜水艦を派遣したことも表明。「米国は完全な軍事力を再構築しており、力を通じた平和を維持していく」と強調した。

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長を念頭に「独裁者にメッセージを伝えたい。兵器の獲得は体制を安定させるのではなく危うくする」と指摘。一方「未来のための道を提供する準備がある」とも述べ、ミサイルの開発中止と完全かつ検証可能な非核化が条件だとした。

 トランプ氏は北朝鮮を「カルトに支配された国」とし、北朝鮮が住民を強制労働させたり、外国人を拘束して拷問しているなどとして独裁体制を強く批判。「北朝鮮はあなたの祖父が描いた楽園ではなく地獄だ」と述べた。

 さらに中国とロシアの国名を挙げ「全ての国が国連安全保障理事会の制裁決議を完全に履行し、(北朝鮮との)外交関係を格下げし、貿易を断絶するべきだ」と要求。「待てば待つほど危険は増し、選択肢は限られる」として、国際社会の団結と対応を促した。

 韓国国会で米大統領が演説するのは一九九三年のクリントン大統領以来。トランプ氏は演説に先立ち、韓国と北朝鮮との軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)を視察しようとしたが中止した。現地は濃霧で、トランプ氏のヘリコプターは着陸を断念したという。

 

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