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【国際】

IS最後の町制圧 シリア政権軍

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 【カイロ=奥田哲平】ロイター通信によると、シリアのアサド政権軍は八日、イラク国境近くの過激派組織「イスラム国」(IS)が占拠する最後の町アブカマルを制圧した。これでイラクとシリアにまたがるIS支配地域はほぼ消滅。今後は、IS指導者バグダディ容疑者の行方が焦点となる。

 シリア国営テレビや政権軍を支援するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ系のメディアは「アブカマルは解放された」と宣言したが、シリア人権監視団(ロンドン)は、戦闘が継続中と指摘している。

 ISは先月、「首都」と称したシリア北部ラッカで敗北。今月三日に東部の要衝デリゾールも失い、約千五百人の戦闘員が国境沿いのアブカマルなどに退去し抵抗を続けていた。イラク側の国境は既にイラク軍が押さえており、シリア側へ越境して制圧作戦に協力したとの情報もある。

 アブカマルの掌握で、二〇一四年にイラクとシリアの領土の約半分を実効支配し、国家樹立を宣言したISは、ほぼ一掃された。ただ、残党は周辺の村や砂漠地帯に潜伏しているとみられる。デリゾール近郊では四日に自動車爆弾を使ったISの自爆テロがあり、少なくとも避難民ら七十五人が死亡した。

 

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