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【国際】

日本に「化石賞」 温暖化対策「消極的」

 【ボン=共同】世界の環境保護団体で組織する「気候行動ネットワーク」は九日、地球温暖化対策の前進を妨げている国を指す「化石賞」に、日本と、「先進国」をそれぞれ選び、ドイツ・ボンの気候変動枠組み条約第二十三回締約国会議(COP23)会場で発表した。日本は先進国にも含まれるため、不名誉な化石賞のダブル受賞となった。

 日本が単独で選ばれた理由は、トランプ米大統領が今月来日した際、二〇一七〜一八年に米国と協力して石炭火力発電所と原発の建設を世界に広げることに合意したため。先進国は、歴史的に温室効果ガスを大量に排出してきたにもかかわらず、二〇年までの削減目標の引き上げに消極的なため選ばれた。

 石炭火力発電は温室効果ガスの排出量が多い。日本は東南アジアなどでの建設に多額の融資をしている上、国内でも多くの建設計画を抱えており批判されている。発電量が一定の原発は電力需要に合わせて発電量を調整するのに石炭火力発電を使うため、排出削減に役立たないとしている。

 中川雅治環境相は十日、東京都内での閣議後の記者会見で、化石賞について「コメントは控えたい」とした上で「石炭火力発電の計画には、環境影響評価で意見を述べる機会を通じて厳しい姿勢で臨みたい」と話した。

 

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