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【国際】

北朝鮮、2カ月挑発を控える 「米大統領歴訪を忍耐強く見守った」

 【北京=城内康伸】北朝鮮が九月十五日に日本上空を越える中距離弾道ミサイル「火星12」を発射して以降、核実験やミサイル発射などの軍事挑発を二カ月にわたって控えている。核・ミサイル実験を凍結しているとの見方がある一方、時機をみてミサイル試射に再び踏み切る可能性も否定できない。

 朝鮮労働党機関紙・労働新聞は十五日の論評で、トランプ米大統領のアジア歴訪を「忍耐強く、最後まで見守った」とし、「トランプは行く先々で、悪態をついた」と非難。トランプ氏が八日に韓国国会で北朝鮮の人権侵害を指摘したことなどを挙げ、「体制転覆のための宣戦布告とみなす」と強調、「米国は最も望まぬことを体験するようになり、ぞっとする光景を現実として目の当たりにする」と脅した。

 別の論評では「米国が核戦争の導火線に火を付けることができないのは、わが国が強力な核戦争抑止力を保有しているからだ」と核保有を正当化。「わが国を核保有国と認め、共存する政策的決断を下さなければならない」と主張した。

 韓国を訪問した米国のユン北朝鮮担当特別代表は十四日、韓国メディアに対して「(北朝鮮が軍事挑発を自制している背景は)分からない。北朝鮮は中断するとわれわれに伝えてきていないからだ」と述べた。

 韓国シンクタンク、世宗研究所の鄭成長(チョンソンジャン)統一戦略研究室長は「北朝鮮は制裁で経済的打撃を受けており、米国との軍事的緊張が過度に高まることを避けようとしている」と指摘。「制裁にある程度順応すれば、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験などに踏み切る可能性は高い」とみる。

 

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