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【国際】

ミャンマー軍兵士 ロヒンギャへ性暴力横行 人権団体指摘

 【ニューヨーク=共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は十六日、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャに関する報告書を発表し、ミャンマー軍兵士によるロヒンギャの女性への性的暴行が横行していると指摘した。難民となってたどり着いたバングラデシュで、二十九人の被害女性が証言。多くが集団で暴行されたという。

 HRWは、暴行後に殺害された女性が多く目撃されているほか、プライバシーのない難民キャンプの医療施設で性的暴行被害を詳述するのをためらう女性も多数おり、把握できたのはごく一部とみられるとしている。

 HRWは九〜十一月、人権侵害を受けたという五十二人のロヒンギャの女性から聞き取り調査をした。このうち、十八歳未満の三人を含む二十九人がレイプ被害を証言。加害者の大半は制服姿の兵士だった。暴行被害に加え、三人が目の前で自分の子どもを兵士に殺されるなど、家族が殺害された人も多かった。ミャンマーで治療を受けることができた女性はいなかった。

 HRWは、国際社会はミャンマーに対し軍幹部の渡航禁止や資産凍結などの制裁を科すべきだと指摘。報告書を担当した調査員は「直ちに兵士らに責任を取らせなければ、同じことが起きてしまう」と強く警告した。

 ミャンマー軍は兵士による市民への過剰な暴力は一切なかったとしている。

 

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