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【国際】

ムガベ氏、与党党首解任 ジンバブエ 大統領辞任へ圧力

19日、ハラレで行われた与党の緊急会合で、ムガベ大統領の党首解任が決まり、喜ぶ出席者ら=ロイター・共同

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 【ハラレ=共同】ジンバブエの与党は十九日、緊急会合を開き、国軍が自宅軟禁下に置くムガベ大統領(93)を党首から解任し、二十日正午(日本時間同午後七時)までに辞任しなければ大統領の不信任案を議会に提出すると警告した。ムガベ氏は大統領辞任を依然拒否しているとされるが、不信任案が提出されれば可決される公算が大きい。身内の与党からも見放され、退陣は避けられない情勢となった。

 与党は、ムガベ氏の妻グレース氏(52)も党要職から追放した。ムガベ氏が六日に解任した軍と関係の深いムナンガグワ前第一副大統領(75)が復権し、新党首に決まった。一方、国営放送によると、軍司令官らが自宅軟禁下のムガベ氏と十九日に面会。「独立の英雄」であるムガベ氏支持者の反発を抑えるため、軍はムガベ氏に自発的な退陣を迫るもようだ。

 与党の地方支部もこれまで、退陣要求を相次いで決議しているほか、十八日には首都ハラレで大規模なデモが行われ、数万人の住民が参加した。一方、与野党がムナンガグワ氏をトップとする暫定統一政権の樹立を検討していると地元紙が伝えるなど、退陣を見据えた動きが水面下で進んでいるとみられる。

 与党はムガベ氏の後継を巡り、グレース氏派とムナンガグワ氏派に二分されてきた。軍は十五日の蜂起後、グレース氏の側近らを逮捕。グレース氏派は軍の粛清を恐れ、一転してムガベ氏退陣に賛同したとみられる。

 

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