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【国際】

ムガベ氏、退陣表明せず ジンバブエ 不信任可決の公算

 【ハラレ=共同】退陣への圧力が強まっているジンバブエのムガベ大統領(93)は十九日夜、国民に向けテレビ演説をしたが、辞任を表明しなかった。与党は演説に先立ちムガベ氏を党首から解任していたが、演説で「(十二月に開かれる)党大会を主催する」と解任を拒否する意向を示唆。ムガベ氏の追放を訴える国民の反発は必至だ。

 与党は二十日正午(日本時間午後七時)までに大統領を辞めなければ議会に不信任案を提出すると警告。提出した場合、与野党が可決するとみられ、強制的に大統領退陣に追い込まれる可能性が高まった。

 ムガベ氏は十五日に蜂起した軍について「彼らの懸念は受け入れる」と、自身が政局の混乱を招いたと認めるような発言をした。

 だが退陣には触れず、約二十分にわたって原稿をゆっくりと読んだ後「どうもありがとう。お休みなさい」と締めくくった。その後、周囲にいた軍司令官らに「(演説は)間違っていなかったかな?」と語りかける一幕もあった。

 ムガベ氏は世界最高齢の現職首脳で、近年は健康が不安視されている。後継の座を巡り、妻グレース氏(52)と軍に近いムナンガグワ第一副大統領(75)が対立。ムガベ氏が六日にムナンガグワ氏を突如解任すると、軍は十五日未明に国営放送局を占拠し「昨今の不公正な粛清に反対する」と主張し、ムガベ氏を自宅に軟禁した。ムナンガグワ氏は十九日に復権した。

 

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