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【国際】

エジプトテロ230人超死亡 武装集団、モスク襲撃

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 【カイロ=奥田哲平】エジプト北東部シナイ半島で二十四日、モスク(イスラム教礼拝所)を狙った爆発と銃撃事件があった。地元メディアによると、金曜礼拝の参拝者ら少なくとも二百三十五人が死亡し、百九人が負傷した。今のところ犯行声明は出ていないが、エジプト政府はテロと断定。死傷者はさらに増える可能性があり、エジプト国内では近年で最悪のテロ被害となる。

 現場は、シナイ半島北部の都市アリーシュの西四十キロの村にあるモスク。地元紙アクバルリヨウムによると、約四十人の武装集団が礼拝が行われていたモスクを包囲した後、襲撃して銃を乱射。追跡を防ぐために近くで爆弾を爆発させ、車で逃走したという。

 イスラム教のモスクがテロの標的となるのは異例だ。ただ、襲撃されたのはイスラム教スーフィ(神秘主義者)が集まる有名なモスクで、スーフィを背教者として異端視する「イスラム国」(IS)などの過激派組織が狙った可能性がある。

 シナイ半島には二〇一四年からIS分派組織が浸透しキリスト教の一派コプト教徒や治安部隊を標的にした襲撃事件を繰り返している。ISはシリアとイラクでほぼ壊滅されたが、他の中東諸国や北アフリカに戦闘員が流入。エジプト政府は今回のテロを受け国全体で三日間の服喪を決めた。

 

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