東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

エジプトテロ 軍、逃走車両を空爆

写真

 【カイロ=奥田哲平】エジプト北東部シナイ半島のモスク(イスラム教礼拝所)で二百三十五人が死亡した襲撃テロで、シシ大統領は二十四日夜、「テロとの戦いを阻もうとするたくらみだ。殉教者の敵を討ち、最大限の力で治安を回復する」と演説し、テロ対策の強化を誓った。エジプト軍はその後、現場付近の山岳地帯で、逃走した武装集団とみられる車両などを空爆した。ロイター通信などが伝えた。

 シシ政権が発足した二〇一四年以降、エジプトで発生したテロとしては最悪の犠牲者数になった。

 シナイ半島を拠点とする過激派組織「イスラム国」(IS)の分派組織は、これまでキリスト教徒や治安部隊を標的としたが、今回はイスラム教徒も犠牲になったことで、テロが拡大する懸念が高まっている。

 襲撃されたのは、シナイ半島北部の都市アリーシュの西四十キロの町ビルアベドにあるモスク。イスラム教スーフィ(神秘主義者)が集まることで知られ、スーフィを背教者として異端視するISなどの過激派組織が狙った可能性がある。一方、住民らによると、地元の有力部族は過激派の掃討作戦を続ける治安当局に協力的なため、これに対する報復との見方もある。

 これまでのところ犯行声明は出ておらず、治安当局が武装集団を特定したかどうか明らかになっていない。

 AFP通信によると、エジプト政府はシナイ半島とパレスチナ自治区ガザを結ぶラファ検問所の開放を延期すると決めた。二十五日の予定だった。ガザ地区から武器や戦闘員の流入を警戒したとみられる。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報