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【国際】

ローマ法王、融和訴え ロヒンギャ念頭 スー・チー氏と会談

 【バンコク=北川成史】ローマ法王フランシスコは二十八日、ミャンマーの首都ネピドーで、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相と会談した。法王は会談後に演説し、イスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題を念頭に、宗教や民族間の融和を訴えた。

 法王はミャンマーに配慮し、「ロヒンギャ」という言葉を使わず、「国民の和解は人権の尊重によって可能になる」と指摘。ロヒンギャ迫害問題の解決に消極的だとして国際的な批判が高まるスー・チー氏に、寛容の精神や対話の重要性を呼び掛けた。

 一方、スー・チー氏は演説で、ロヒンギャを巡る問題が国際的な関心を集めている現状を認めたうえで「長年にわたる問題に取り組んでいる」と理解を求めた。

 法王は二十七日、歴代法王として初めてミャンマー入りし、国軍のミン・アウン・フライン総司令官と会談した。国軍には組織的なロヒンギャ迫害の疑いがあるが、AFP通信などによると、フライン氏は「ミャンマーには宗教、民族の差別は存在しない」と強調した。

 法王は三十日〜十二月二日にはバングラデシュを訪れ、ロヒンギャ難民と面会する予定だ。

 

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