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【国際】

米韓が「史上最大」訓練 北朝鮮へ圧力、空軍230機

4日、韓国南西部・光州の韓国空軍基地を離陸する米空軍のF22戦闘機=聯合・共同

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 【ソウル=上野実輝彦】米韓両国軍は四日、米ステルス戦闘機F22やF35Aなどが参加する史上最大規模の合同空軍訓練「ビジラント・エース」を、韓国上空で開始した。先月二十九日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」を発射するなど挑発を続ける北朝鮮に圧力をかける狙いだが、朝鮮半島の緊張がさらに高まる恐れがある。

 訓練は一万二千人の米兵と二百三十機余の航空機が参加し、八日まで行われる。F22六機やF35A六機のほか、B1戦略爆撃機も投入される見通しだ。

 F22六機が同時に韓国で展開するのは初めて。F22はレーダーに捕捉されにくく、有事の際に北朝鮮の主要施設を攻撃する有力な兵器とされ、軍事力を誇示して北朝鮮の挑発を抑止する考えとみられる。

 聯合ニュースによると、北朝鮮の移動式発射台(TEL)への攻撃を想定した訓練も集中的に行われる。

 TELは火星15の運搬に使われたほか、ICBM「火星14」を七月に発射した際にも使用された。弾道ミサイルがTELで発射される場合、事前に兆候をつかむのが困難。米韓としては、TELを無力化する能力を持つことを示す狙いもありそうだ。

 一方、朝鮮労働党機関紙の労働新聞は三日、合同訓練に対し、個人名での論評で「緊張している朝鮮半島情勢を、核戦争勃発の局面に追い込む危険な挑発妄動だ」と反発。

 「われわれに対する全面的な挑戦で、核戦争に火を放つ雷管になり得る」と威嚇した。

 

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