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【国際】

「パナマ文書」報道参加 マルタ記者殺害で容疑者10人を逮捕

 【パリ=竹田佳彦】地中海の島国マルタで十月、タックスヘイブン(租税回避地)の実態を暴いた「パナマ文書」の報道に参加した記者ダフネ・カルアナガリチアさん(53)が殺害された事件で、同国政府は四日、ツイッターで容疑者十人を逮捕したと発表した。

 ムスカット首相は声明で「八人はマルタ国籍で、数人は警察に知られた存在」と強調。「容疑者たちが何者で、何をしたかはっきりと分かっている」とした。

 地元紙マルタ・トゥデイによると、警察と治安機関が四日朝から合同作戦を実施。八人を逮捕した後、さらに二人を逮捕した。殺害自体に関与したかは不明で、捜査を続けている。

 カルアナガリチアさんは十月十六日、北部ビドニジャの自宅を出た直後、運転する車が爆発して即死した。マルタ随一の調査報道記者として知られ、内部告発サイトに例えて「女性一人のウィキリークス」と評された。ムスカット首相夫妻の不正資金疑惑を報じたこともあり、野党は「政治的動機による殺害」だと非難している。

 

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