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【国際】

米大統領のロシア疑惑反論ツイート 司法妨害問う声が拡大

 【ワシントン=石川智規】ロシア政府による昨年の米大統領選への干渉疑惑で、トランプ大統領の元側近フリン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が訴追された後、トランプ氏がツイッターに書き込んだ内容に対し、司法妨害疑惑を問う声が噴出している。トランプ氏側は否定しているが、自ら混乱の種をまく結果となった。

 「彼は副大統領と連邦捜査局(FBI)にうそをついたから解任せざるを得なかった」。疑惑を巡りFBIに偽証したとしてフリン氏が訴追されたことを受け、トランプ氏は二日、自身のツイッターに投稿した。フリン氏は一日、裁判所で有罪を認め、疑惑を調べているモラー特別検察官の捜査に全面協力する姿勢を示した。

 疑惑を巡りフリン氏が辞任に追い込まれたのは今年二月。トランプ氏が五月に解任したコミー前FBI長官は六月の議会証言で、トランプ氏から「フリン氏はいいやつだ。彼を自由にしてほしい」と求められたと明かし、捜査中止に向けた司法妨害を受けたことを示唆していた。トランプ氏の投稿内容は、コミー氏への要求の時点でフリン氏の偽証を知っていたと認めているようにも受け取れる。

 トランプ氏の投稿に対し、複数の民主党議員や米主要メディアは、フリン氏がFBIにうそをついた重罪をトランプ氏は当時から知っていたのではないかと疑う声が相次いだ。下院情報委員会のシフ筆頭委員(民主党)はツイッターで「なぜ大統領はコミー氏に圧力をかけたのか」などと指摘、司法妨害疑惑を追及する姿勢を強めている。

 トランプ氏は三日、ツイッターで「私はコミーにフリンの捜査をやめろとは言ってない。コミーのうそを基にした偽ニュースだ」とコミー氏の議会証言を否定して反論。FBIに対しても「(FBIの)評判はぼろぼろで、史上最悪だ」などと批判を重ねた。

 トランプ氏の弁護士は三日、ロイター通信に対し、問題の投稿は自分が下書きし「間違えた」と説明、トランプ氏がフリン氏の偽証について初めて知ったのはフリン氏が訴追された時だったと釈明した。

 

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