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【国際】

北朝鮮の新型SLBM 試作機数基、開発完了か

 【北京=城内康伸】北朝鮮が新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」のプロトタイプ(試作機)数基の開発をすでに完了した、と同国の軍需工業部門に近い関係者が明らかにした。発射実験が近く行われる見通しだという。SLBMは発射の兆候を察知するのが困難で、新型が完成すれば、北朝鮮の脅威はいっそう高まる。

 この関係者は「開発が完了したプロトタイプは五基と聞いている」と話している。北極星3は建造が進む新型の潜水艦に二基以上搭載するため、北朝鮮が「発射技術を完成させた」と主張しているSLBM「北極星1」より胴体がスリム化され、性能も向上、射程が延びたとされる。

 北朝鮮は昨年八月、東海岸の新浦(シンポ)沖から北極星1を発射。約五百キロ飛行し、日本の防空識別圏内の海上に落下した。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は今月一日、十一月に撮影された複数の衛星写真に基づき、西岸の南浦(ナムポ)港にある海軍造船所で、SLBMの水中発射試験台として使われる新たな「はしけ船」の建設作業が進み、近く運用可能になるとの分析を発表している。

 ただ、南浦港は冬季には寒波で凍結することがある。関係者は「港がいてつけば、はしけ船を試射のために港の外に移動できなくなる」として、その場合には、試射が遅れる可能性があると指摘している。

 一方、米韓両空軍は四日から航空機二百三十機が参加する大規模な合同訓練を開始、八日まで続ける。

 北朝鮮は「挑発には無慈悲な報復が伴う」(祖国平和統一委員会報道官)と強く反発しており、新たな挑発が懸念されている。

 

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