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【国際】

平昌五輪ロシア除外 プーチン氏、個人参加を容認

 【モスクワ=栗田晃】国際オリンピック委員会(IOC)は五日、スイスのローザンヌで理事会を開き、国家ぐるみのドーピングがあったとしてロシアのオリンピック委員会(ROC)の資格を停止し、来年二月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪から同国選手団を除外することを決めた。追加検査で潔白が認められたロシア選手は、国旗・国歌の使用は認めず、個人資格による出場が可能。ロシアのプーチン大統領は六日、「個人資格で参加したい選手の邪魔はしない」と述べ、ボイコットの意思がないことを示した。

 プーチン氏は「われわれにも(除外処分の)原因の一端がある」とする一方、IOCの決定について「大部分で根拠がない」と述べ、国全体が処分されることに強い不満を表明した。

 ロシアは国の関与を一貫して否定。理事会に出席したROCのジューコフ会長も「国が関与した証拠は見つかっていない」と主張した。ROCは十二日に選手も参加する会合を開いて最終的な対応を決める。

 ソ連崩壊や民族紛争など政治的要因で国家代表としての参加が認められないケースは過去にもあった。

 しかし、五輪精神の根幹に関わるドーピングで国全体を除外するのは前例がない。

 ロシアで開催された前回ソチ冬季五輪では、政府の指示による組織的な薬物投与や隠蔽(いんぺい)工作があったとの疑惑が浮上し、IOCが調査を進めてきた。昨年のリオデジャネイロ夏季五輪でIOCはロシア選手の出場を各競技団体に委ねて国旗・国歌の使用を認めたが、今回は国家関与の証拠が固まったとして、より厳しい処分を下した。

 

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