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【国際】

英とEU離脱条件合意 正式承認後、通商協議へ

 【ロンドン=阿部伸哉】英国が欧州連合(EU)から離脱する条件を巡る交渉で、英国のメイ首相とEU行政トップのユンケル欧州委員長は八日、ブリュッセルで会談し、主要課題で大筋合意に達したと発表した。欧州委員会は同日、EU各国に「十分な進展があった」と報告。十四、十五の両日に開かれるEU首脳会議で、英国が望む通商協議の開始が認められる方向となった。

 会談後の記者会見でユンケル氏は「最初の難関を突破した。公正な交渉結果に満足している」と述べた。

 交渉が決裂し、英国が何の合意もなく離脱するという最悪のシナリオは当面、回避された。しかし英国内では「大幅に譲歩した」との不満がくすぶっており、少数与党を率いるメイ氏の政権運営能力が依然、不安材料となっている。

 交渉では(1)未払い分担金などの精算を巡る「手切れ金」問題(2)在英のEU市民の法的保護(3)英の隣国アイルランドとの国境管理−が主要課題だった。英EUは四日にも大筋合意寸前までいったが、メイ氏が国境問題で国内での調整に失敗。仕切り直しとなっていた。

 EUは首脳会議での正式承認を経て英国との通商協議を開始。だが英の離脱時期は二〇一九年三月と決まっており、それまでに自由貿易協定(FTA)など新協定で妥結するのはほぼ不可能。移行期間の設置が緊急の課題となる。

 

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