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【国際】

ガザなど衝突で2人死亡 イスラエル領に再び着弾

 【エルサレム=奥田哲平】ロイター通信などによると、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの「首都」と認めた宣言を巡り、八日にパレスチナ自治区ヨルダン川西岸やガザ地区などで相次いだ抗議活動で、参加したパレスチナ人ら三百人がイスラエル軍との衝突で負傷し、二人が死亡した。八日夜には再び、ガザからイスラエル領内に向けてロケット弾三発が発射された。暴力の連鎖に発展する危うさが増している。

 トランプ氏による首都認定後、衝突で死者が出たのは初めて。パレスチナの赤新月社によると、治安当局はゴム弾や催涙ガスで応戦したが、一部で実弾も使ったとみられる。ガザを実効支配するイスラム主義組織ハマスの指導者ハニヤ氏は八日、抗議活動を続けるよう呼び掛けた。

 ガザからのロケット弾は、一発がイスラエル南部スデロトに着弾し、自動車が破壊された。負傷者はいなかった。自治政府のアッバス議長率いるファタハ系の武装組織「アル・アクサ殉教者旅団」が関与を認める声明を出した。ロケット弾が撃ち込まれるのは七日夜に続いて二日連続。イスラエル軍はハマスの武器倉庫などを空爆し、子ども六人を含む二十五人が負傷した。

 一方、ロイターによると、アッバス氏は八日、「米国はもはや和平プロセスの支援者ではない」と声明を発表。今月中旬に訪問予定のペンス米副大統領と面会しない見通しという。二〇一四年に中断したままの和平交渉の再開が一層困難になりそうだ。

 

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