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【国際】

ISに勝利宣言 イラク首相 組織ほぼ壊滅か

 【カイロ=共同】イラク軍は九日、シリア国境付近の砂漠地帯で続いた過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討作戦が完了し「イラク全土をISから解放した」と発表した。国境も管理下に置いた。アバディ首相は「イラクだけでなく全世界にとっての勝利だ」と宣言した。二〇一四年六月に北部モスルを制圧して台頭、イラクとシリアに支配地域を広げ「国家樹立」を宣言したISの組織は、約三年半を経てほぼ壊滅した。

 シリアでも東部デリゾール県などの一部を除き、ISは駆逐された。米軍主導の対IS有志国連合は九日、イラク軍の「重大な勝利」を祝福する声明を発表した。米軍はシリアなどでIS掃討作戦を続ける構えだ。

 シリアのアサド政権軍を支援して掃討作戦を続けるロシア軍のゲラシモフ参謀総長は六日「シリア全土が解放された」と表明。米軍のディロン報道官も四日「ISはもはや軍事的には脅威ではない」と表明している。ディロン報道官によると、シリアとイラクに残るIS戦闘員は三千人を下回った。砂漠地帯に潜み大規模作戦を画策しているという。

 シリア人権監視団(英国)によると、ISはデリゾール県のイラク国境付近と、首都ダマスカス近郊や中部ホムス県など全土の3%、約五千六百平方キロの地域に残存している。指導者バグダディ容疑者の所在は不明だが、イラク軍幹部はアラブ紙に対し、シリア国境付近に潜伏しているとの情報があると語った。

 

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