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【国際】

セクハラ疑惑 共和沈む 米上院補選 トランプ政権また打撃

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 【ワシントン=石川智規】米南部アラバマ州の連邦上院補選は十二日、投開票され、民主党候補のダグ・ジョーンズ元連邦検事(63)が、セクハラ疑惑が発覚した共和党候補ロイ・ムーア元州最高裁長官(70)との接戦を制し、当選を確実にした。米映画界ハリウッドから政財界に波及したセクハラ被害の告発は、共和党の強固な地盤も揺るがし、トランプ米大統領の政権運営は一段と困難になった。

 補選は上院議員だったセッションズ氏の司法長官就任に伴い実施された。同州は二十年以上にわたって共和党が議席を維持する「牙城」で、選挙結果は来年秋の中間選挙に向けた前哨戦と位置付けられていた。

 トランプ氏はムーア氏を全面的に支持。トランプ氏自身の過去のセクハラ疑惑の再燃もあり、疑惑を抱える政治家に対する有権者の判断が注目された。

 米メディアによると、ジョーンズ氏とムーア氏の票差は約二万七百票で両候補以外の名前を書いた「批判票」が約二万二千票あった。

 ジョーンズ氏は当確後、支持者に向け「アラバマは常識を選んだ」と勝利宣言。トランプ氏は結果を受けツイッターに「別名を書いた票が(敗退の)要因だが(ジョーンズ氏の)勝ちは勝ちだ」と書き込んだ。

 NBCテレビの出口調査によると、若年層や黒人層、都市部の高学歴者ら幅広い層から支持されたジョーンズ氏に及ばなかった。

 ムーア氏はトランプ氏の大統領選を支えたバノン前大統領首席戦略官兼上級顧問の全面支援を受けていた。バノン氏は党主流派を敵視しており、共和内部が分裂状態だったことも勝敗を左右したとみられる。

 

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