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【国際】

クリスマスツリー 米、リーマン・ショックで生産縮小

米ニューヨークの街角で販売されているクリスマスツリー用の生木=赤川肇撮影

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 【ニューヨーク=赤川肇】クリスマス商戦真っ盛りの米国で、クリスマスツリー用の生木の供給不足と値上がりが話題になっている。二〇〇八年のリーマン・ショック後の世界的な大不況の余波という。

 「他は三〜四割は値上げしたが、うちは一割だけ。価格に転嫁するのは、お客さんに酷だからね」。三十九ドル(約四千三百円)で売られている九十センチ程度から見上げるような大木まで、大小さまざまなモミなどの木が並ぶ米東部ニューヨーク・マンハッタンの広場。十一月下旬から販売を始めたスコット・レッチナーさん(62)が、ここ数年の仕入れ価格の高騰を語った。

 全米の生産者らで組織するナショナル・クリスマスツリー協会によると、生木は植栽から七〜十二年で売れ筋の二メートル程度に成長する。リーマン・ショック後に需要が急に落ち込み、新たな栽培を見合わせたり、廃業したりする生産者が相次いだため、二年ほど前から生木の供給が追い付かず、卸価格も毎年一割程度ずつ上がっている。

 協会の広報担当を務めるダグ・ハンドリーさん(67)は取材に「〇八年ごろは生木が売れず、新たに植えるための場所も収入もなかった」と振り返る。一〇年ごろには栽培体制を持ち直せたといい、「二年後には供給不足を解消できるのではないか」とみている。

 協会の調べでは、一六年に全米で売れたツリー用の生木は二千七百四十万本。近年は人工木の売れ行きも伸びており、一六年は千八百六十万本と五年前の一・八倍に増えた。

 

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