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【国際】

エルサレム首都「認定」 デモ、新たに4人死亡

15日、エルサレムの旧市街でパレスチナ人のデモ参加者と相対するイスラエルの警官=UPI・共同

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 【カイロ=奥田哲平】米国がエルサレムをイスラエルの首都と認定した問題を巡り、パレスチナ自治区では十五日、信仰心の高まる二度目の金曜集団礼拝を迎え、抗議デモが再び激しくなった。イスラエル軍との衝突などでパレスチナ人の男性四人が死亡、約百六十人が負傷した。

 ロイター通信によると、ヨルダン川西岸とガザ地区で計六千人がデモに参加し、治安部隊に向けて石や火炎瓶を投げつけた。ガザでは二人が死亡、うち一人は車いす姿で、二〇〇八年のイスラエル軍の空爆で両足を失った二十九歳の男性とみられる。エルサレム北部でも一人が死亡。軍は「主な扇動者を狙って銃撃した」と説明している。

 自治区の中心都市ラマラ近郊では、パレスチナ人の男が警察官をナイフで襲って重傷を負わせ、射殺された。医療関係者によると、男は体に偽物の自爆ベルトを巻いていたという。トランプ米大統領の今月六日の首都宣言以降、衝突などによる死者は計八人になり、負傷者は二千人を超えた。

 抗議デモはヨルダンやチュニジアなど中東各地でも行われた。イスラム原理主義組織ハマスの指導者ハニヤ氏は十四日に「トランプ氏の決定を覆すまで、毎週金曜日を『怒りの日』にする」と抗議活動を継続するよう呼び掛けた。二十一日にはペンス米副大統領がイスラエルを訪問するため、デモが再び激化する可能性がある。

 

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