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【国際】

米「中国は競争相手」 安保戦略「力による平和」推進

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 【ワシントン=後藤孝好】トランプ米大統領は十八日、外交・安保戦略の包括的な指針「国家安全保障戦略」を政権として初めて発表する。マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)によると、強大な軍事力を背景にした「力による平和」の推進で国益を追求する方針を明記。軍事的経済的に台頭する中国を「戦略的な競争相手」と位置付け、対抗する姿勢も打ち出す。

 マクマスター氏によると、同盟国との協力関係を重視し、北朝鮮の核・ミサイルやテロなどの脅威に対処するため、より多くの負担や役割の拡大を求める姿勢も盛り込まれる。

 米国に敵対する北朝鮮やイランを「ならず者国家」と非難。南シナ海の軍事拠点化を推進する中国やウクライナ南部クリミア半島を併合したロシアは「国際秩序や安定を脅かし、隣国の主権や法の支配を無視している」との現状認識から、「修正主義国家」と明記する。

 国家安保戦略の主なテーマには(1)米国民、米本土の防衛(2)米国の繁栄(3)「力による平和」の堅持(4)米国の影響力拡大が挙げられている。

 オバマ前大統領は就任二年目の二〇一〇年五月に初めて国家安保戦略を発表。一五年二月にも策定している。

<米国家安全保障戦略> 米国の安全保障上の国益を守るための政治、外交、経済、軍事など各分野の政策を包括的に示す文書。大統領が議会に提出するよう法律で義務付けられており「核体制の見直し(NPR)」など各種の戦略文書の基礎となる。ブッシュ(子)政権は中枢同時テロの翌2002年に発表した国家安全保障戦略で、敵対国家やテロ組織に対する単独先制攻撃も辞さないとした。オバマ政権初の10年の同戦略は軍事力依存を弱め、敵対国家とも対話する国際協調を基軸とした内容だった。 (共同)

 

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