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【国際】

止められた貧しい子への善意 中国 寄付金4300万円宙に

 【北京=安藤淳】中国の慈善団体がクリスマスに合わせ同じ誕生日の貧しい子どもへの寄付を呼び掛けた活動が、地方政府に停止させられ波紋を広げている。

 中国メディアによると、停止されたのは、広東省深セン市の慈善団体が北京の会社と共催し「同じ誕生日のあなたに」と銘打った活動。人気の通信アプリ「微信(ウェイシン)」にある同団体の公式アカウントに自分の生年月日を入力すると、同じ誕生日の貧困地域の子どもが「同じ誕生日のあなた、ありがとう」などと本人の写真付きで寄付を呼びかける仕組み。二十二日に始まり、これまでに二百五十五万元(約四千三百万円)の募金が集まった。

 一方で、画面に現れる子どもたちの誕生日や名前が実際と違ったり、うるう年ではないのに二〇〇九年二月二十九日が誕生日と示されるなど、基本的な情報の誤りが次々に指摘される事態に。このため、深セン市当局は二十五日、慈善法に違反した疑いがあるとして、活動の停止を命じた。中国では災害の際の寄付金の使い道などに不透明な点が多いと指摘されており、中国赤十字会への信頼も失墜している。

 

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