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【国際】

エルサレム「首都」抗議デモ3週間 衝突で拘束600人超

パレスチナ自治区ガザで22日、イスラエル軍が発射した催涙ガス弾を投げ返す抗議デモ参加者ら=ロイター・共同

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 【カイロ=奥田哲平】エルサレムをイスラエルの首都と認定したトランプ米大統領の宣言から三週間余りで、パレスチナ自治区で抗議デモなどに参加したパレスチナ人六百十人が拘束され、十八歳未満の子ども百七十人が含まれることが分かった。パレスチナのメディアが二十六日に伝えた。

 十一月末時点でイスラエルの刑務所に収監中の子どもは三百十一人だったが、デモ多発後に急増した形だ。パレスチナ赤新月社によると、治安部隊との衝突での負傷者は三千六百人。子どもに限ると、今月五〜十八日に三百四十五人が負傷した。パレスチナで子どもの人権保護に取り組む非政府組織(NGO)のハリド・コズマール事務局長は「イスラエル軍の子どもへの対応が以前よりも攻撃的になっている」と指摘する。

 投石する参加者に対して治安部隊がゴム弾や催涙ガスで鎮圧する抗議デモでは従来はゴム弾で下半身を狙っていたが、コズマール氏は「今回は構わず撃っており、顔に当たって失明した子どもがいる」と訴える。

 トルコのエルドアン大統領は今月十三日のイスラム協力機構(OIC)緊急首脳会合で、拘束されたパレスチナ人の少年が二十人のイスラエル兵に囲まれる写真を示し、「占領国家だ」と非難した。コズマール事務局長は「収監されれば学校に行けず、子どもの未来が破壊される」として人権への配慮を求めている。

 

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