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【国際】

平昌五輪期間の米韓演習を延期 首脳協議 北の挑発なし前提

 【ソウル=上野実輝彦】韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は四日深夜、トランプ米大統領と電話で協議し、二月九日から三月十八日まで行われる平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピックの期間中に、米韓合同軍事演習を実施しないことで合意した。北朝鮮が挑発行為を行わないことが前提とされる。韓国大統領府が発表した。北朝鮮はこれまで軍事演習の中止を求めており、米韓が一部歩み寄った形で、韓国が北朝鮮に今月九日の開催を提案した南北高官会談や、北朝鮮の五輪参加に向けた環境醸成につながるとみられる。

 韓国大統領府によると、両首脳の電話協議は約三十五分間。文氏が「『北朝鮮が挑発行為を行わなければ五輪期間中は軍事演習を延期する』と表明してもらえれば、平和的な五輪成功の助けになる」と要請し、トランプ氏が「表明して構わない」と答えたという。

 文氏は、北朝鮮に高官会談を打診したことと関連し「対話の過程では米国と緊密に協議する。南北の対話は核問題解決に向けた米朝対話の雰囲気づくりにも役立つ」と説明。トランプ氏は「良い結果が出ることを希望する」と応じ、文氏を支持する姿勢を示した。

 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は一日に発表された「新年の辞」で、五輪参加や南北対話に意欲を示す一方、韓国に「外部勢力との核戦争演習はやめるべきだ」と要求していた。

 韓国と北朝鮮は三日、南北軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)の直通電話を約二年ぶりに再開。韓国統一省は四日、北朝鮮と再び連絡をとったと発表したが、南北高官会談についての協議はなかったとしている。

 

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