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【国際】

トランプ政権暴露本が発売 大統領の資質 再び疑問視

 【ワシントン=共同】米国で五日発売されたトランプ政権の暴露本「炎と怒り」は、政権高官らがトランプ氏の能力を酷評していたと伝えた。政権は高官らの醜聞も多数掲載した暴露本の信ぴょう性を否定するが、イメージ悪化は不可避。今月二十日に就任一年を迎えるトランプ氏は大統領としての資質を再び疑問視され、打撃を受けそうだ。

 著者のジャーナリスト、マイケル・ウォルフ氏は約一年半にわたる関係者取材に基づき執筆したと強調するが、トランプ氏は五日、「本を売るために話をでっちあげた」とツイッターで攻撃した。

 暴露本によると、ティラーソン国務長官やムニューシン財務長官はトランプ氏について「ばか」と周辺に語り、コーン国家経済会議(NEC)委員長は「愚か者」、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は「まぬけ」と漏らしていたという。

 米大統領選でのロシア干渉疑惑に絡み訴追されたフリン前大統領補佐官は、ロシアから多額の報酬を受け取ってモスクワで講演したことに関し「問題になるのは選挙で勝った時だけだ」と友人に話したとされる。トランプ氏は大統領選で勝つつもりがなかったと書かれており、側近もトランプ氏の勝利を想定していなかった可能性がある。

 トランプ氏の娘婿クシュナー大統領上級顧問は昨年三月、部下から政権の優先事項を三つ挙げてほしいと尋ねられ「これから話し合おう」と返答。政権発足から二カ月を経ても基本的な政策目標すら決まっていなかったことをうかがわせた。

 政権は発足一周年を前に税制改革などの成果をアピールするが、水を差された形。ティラーソン氏がCNNテレビに「大統領の精神状態に疑問を呈したことはない」と述べるなど、高官らは火消しに追われている。

 

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