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【国際】

バノン氏 暴露本を「後悔」 トランプ氏長男を一転称賛「愛国的、いい男」

 【ワシントン=後藤孝好】トランプ大統領の最側近だったバノン前首席戦略官兼上級顧問は七日、政権の内幕を描いた暴露本でトランプ氏の長男ジュニア氏を批判したとする問題について「後悔している」とする声明を発表した。トランプ氏や有力支援者から決別を宣言されたバノン氏は政治的な影響力を急速に失っており、自らの非を認めることで関係を修復したい考えだ。

 バノン氏は暴露本で、ジュニア氏らが大統領選中、クリントン元国務長官に不利な情報を求めてロシア人弁護士らと面会していたことを「反逆的で非愛国的」と批判していた。

 声明では発言そのものは否定しなかったが「(同席した)マナフォート元選対幹部に対する発言で、ジュニア氏に向けた発言ではなかった」と釈明した。

 さらに「ジュニア氏は愛国的でいい男だ」と一転して称賛。「ジュニア氏に関する不正確な報道への対応が遅れ、大統領の歴史的業績への関心をそらしたことを後悔している。大統領と彼の政策への私の支持は揺るがない」と忠誠を強調した。

 だが、ミラー大統領補佐官は七日のCNNテレビで「バノン氏の発言は現実離れしていて悪意があり、ホワイトハウスのスタッフは深く失望している」と非難。トランプ氏も六日、記者団に「『汚いスティーブ(バノン氏)』は今、職を探している」とからかうなど攻撃を強めており、関係修復は困難な状況だ。

 バノン氏に資金提供してきた有力支援者の富豪レベッカ・マーサー氏も関係を断つ考えを表明。バノン氏は今秋の中間選挙で、保守強硬派や白人労働者の支持を集結させる独自候補を上院選に擁立し、共和党主流派を倒すことに意欲を示していたが、求心力の低下で実現が困難になりつつある。

 

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