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【国際】

北系ホテル・レストラン閉鎖次々 制裁期限迎え中国で

9日、中国遼寧省丹東市の税関で荷物を抱え、北朝鮮へ向かう車に乗り込む北朝鮮労働者とみられる女性たち=共同

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 【北京=城内康伸】中国商務省が国連制裁決議に基づき北朝鮮関連企業に百二十日以内の閉鎖を求めた期限に当たる九日、中国遼寧省瀋陽市の中朝合弁ホテル「瀋陽七宝山飯店」が突然、営業を停止した。中国では同日までに北朝鮮系レストランの閉鎖が相次いでいるが、北朝鮮からの出資を中国資本に切り替えるなどして営業を続ける店も少なくないとみられる。

 中国商務省は昨年九月二十八日、北朝鮮の六回目の核実験を受けた国連安全保障理事会の制裁決議に従って、決議採択日(中国時間九月十二日)から百二十日以内に、北朝鮮と中国の合弁企業や北朝鮮全額出資企業の閉鎖を命じた。

 七宝山飯店は二〇〇〇年に、北朝鮮企業が二千万ドル(約二十二億円)を出資して建設。遼寧省丹東市に拠点を置く「丹東鴻祥実業発展」が一一年に投資し、中朝合弁事業として一二年に新装オープンした。

 しかし、九日にはホテル玄関に「安保理決議に従い、一切の経営活動を停止する」との掲示が出され、電話が不通となった。

 さらに丹東鴻祥実業発展が出資し、丹東市に所在する大規模北朝鮮系レストラン「柳京飯店」も昨年末までに閉鎖。丹東市では中国最大規模とされる別のレストラン「丹東高麗館」も営業停止に追い込まれた。

 ただ北朝鮮消息筋によると、中朝合弁経営から北朝鮮資本を外し、中国の単独資本に切り替えるなどして経営を続ける施設も少なくないという。同筋は「北京の北朝鮮系レストランはほぼ全て、中国の独立資本になった」と指摘する。

 

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