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【国際】

中国、ネットで騒動 歴史教科書から「文化大革命」消える?

 【北京=秦淳哉】中国の中学2年生が今年から使う歴史教科書で、文化大革命(1966〜76年)に関する記述が「削除されたのでは」とネット上で指摘され、騒動になっている。審査中とみられる教科書の原本がネット上に流出。目次から文化大革命に関する部分が消え、本文の記述も否定的な表現が削られたとみられ、出版社は慌てて釈明した。

 香港フェニックステレビ(電子版)などによると、流出した教科書の旧版にあった第7課「文化大革命の10年」が、新版の目次になかった。本文には文化大革命の記述が残るものの、毛沢東が認識を「誤った」との記載や、文化大革命に対する「動乱」や「災難」との表現が消えた。暴力的な政治闘争で多くの人が犠牲になった文化大革命について、中国共産党は「毛沢東が誤って発動した」と結論付けている。「負の歴史」を巡る記述が後退すれば、大きな論争となる可能性もある。

 騒動を受け、国営新華社のニュースサイト「新華網」は教科書を出版する人民教育出版社の声明を掲載。文化大革命は新版の第6課「苦難と業績」に統合して記載されると主張し、事態の沈静化を図る。

 

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