東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

アフリカ各国「差別」「無知だ」 トランプ大統領の侮辱発言

 【ナイロビ=共同】トランプ米大統領がアフリカ諸国などを「くそったれ国家」と侮辱したとされる問題で、アフリカでは十三日までに市民が非難の声を上げ、各国首脳らも反発するなど外交問題に発展している。

 AP通信によると、南部ボツワナ政府はトランプ氏を「差別主義者だ」と非難。十二日に米大使を呼び出して不快感を表明し、実際にボツワナを「くそったれ」と見なしているか問いただした。

 西部セネガルのサル大統領は「アフリカと黒人は尊敬に値する」と反発。東部ウガンダの閣僚からは、今月開かれる予定のアフリカ連合(AU)の会合で対応すべきだとの声が出た。

 市民もツイッターなどでトランプ氏を「無知だ」と非難。アフリカの大自然の写真を投稿し「これでも本当にくそったれ国家か」と問い掛ける人もいた。

 一方、欧米でもトランプ氏への批判が高まっていることに対し「アフリカは長年欧米に差別されてきた。トランプ氏を批判する欧米人の多くもこれまで差別に加担しており偽善だ」(ケニア人評論家)と冷めた見方も出ている。

◆大統領は否定 同席議員「何度も使っていた」

 【ワシントン=後藤孝好】トランプ米大統領がアフリカ諸国などを「くそったれ国家」と侮辱したと報じられて事実関係を否定している問題で、その場にいた民主党のダービン上院議員は十二日、記者団に「トランプ氏が憎しみに満ちた言葉を何度も使っていた」と反論した。

 トランプ氏は十二日、ホワイトハウスで、黒人差別と闘った公民権運動指導者キング牧師の誕生日である十五日を前に「死を悼み、平等や自由、正義、平和という彼の夢に向かって闘うことを誓う」と発言。記者団から「人種差別の発言をしたのか」などと問われたが、答えなかった。

 ダービン氏は「トランプ氏は不快で下品な言葉を使った。ホワイトハウスの大統領執務室にそんな言葉を使う大統領がいるとは信じられない」と非難。身内である共和党のライアン下院議長も「嘆かわしく、残念だ」と述べた。

 米メディアによると、トランプ氏は十一日、移民制度改革について与野党議員らと協議した際に「くそったれ国家からなぜ多くの人がここに来るのか」などと発言。アフリカ諸国やカリブ海の島国ハイチからの移民が多いことに不満を漏らしたという。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報