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【国際】

北、五輪不参加に言及 文氏の「非核化演説」に反発

 【北京=城内康伸】北朝鮮国営の朝鮮中央通信は十四日、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が十日に行った演説で北朝鮮の核放棄に向け圧力を加える考えを表明したことを非難し「(平昌(ピョンチャン))冬季五輪に参加するわれわれの代表団を乗せた列車もバスもまだ、平壌にある」と強調。五輪不参加の可能性に言及した。

 米国と協調する韓国を揺さぶる狙いとみられ、十五日に南北軍事境界線のある板門店(パンムンジョム)で行われる北朝鮮芸術団の韓国派遣に関する実務協議でも、同様の主張を展開する可能性がある。

 朝鮮中央通信は、文氏が十日の記者会見で、南北高官会談の開催にはトランプ米大統領の貢献が大きかった、と語ったことについて「ご託を並べた」と批判。「韓国が独自に北朝鮮への制裁を緩和する考えを今は持っていない」とする文氏の発言を「本音の露呈」と指摘し、「対話相手(北朝鮮)を前にここまで無礼でおろかになれるのか」と憤りを示した。

 「南朝鮮(韓国)当局が五輪を成功させようとするのも、北南関係改善を飛び越して『北の核放棄』を実現するため、われわれを誘導しようとする陰湿で凶悪な企図にほかならない」と決めつけた。その上で「われわれは北南関係改善に積極的に努力するが、それに冷や水を浴びせる不純な行為を決して見過ごすことはないだろう」と文政権をけん制した。

 また、十四日付の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は、南北実務協議を前に「北南関係がどのような方向に進むかは、南朝鮮当局が民族的和解と統一の雰囲気をつくるためにいかに努力するかに懸かっている」と主張した。

 

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