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【国際】

ブリキのお菓子缶 中に宝石ザクザク 英王室、ナチス侵攻に備え

 【ロンドン=沢田千秋】第二次大戦中、ナチス・ドイツの侵攻に備え、英王室に十七世紀から伝わる貴重な宝石がブリキの菓子缶などに入れ、ロンドン西郊のウィンザー城の地下に隠されていたことが分かった。英BBC放送が十四日、ドキュメンタリー番組で放送した。

 隠されたのは、王笏(しゃく)に使われた世界最大級の約五百三十カラットのホワイトダイヤモンドや、王冠に付いているダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドなど二千個以上の宝石。

 大戦中、王族はウィンザー城に身を寄せていた。エリザベス女王の父ジョージ六世が宝石を隠すよう命じ、極秘に城の地下が掘られ、約二メートルの深さに小部屋を設置。爆撃に耐えるよう扉は鋼鉄製だった。

 宝石の所在を巡っては長年、カナダの金庫、イングランドの刑務所、ウェールズの洞窟など、さまざまな臆測が流布されてきた。BBCによると、ジョージ六世の母メアリー王妃宛ての書簡で、ウィンザー城の地下室の存在が判明。戦後の一九五三年に行われた戴冠式で、これらの宝石がちりばめられた王冠をかぶったエリザベス女王も、BBCの同番組制作の過程で初めて宝石の隠し場所を知ったという。

 

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