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【国際】

独立派・トレン氏議長に 改選後初 カタルーニャ州議会

 【パリ=竹田佳彦】スペインからの独立問題で揺れる北東部カタルーニャ自治州で十七日、中央政府による実質的な自治権停止後に解散され、昨年十二月に選挙を実施した州議会(定数一三五)が改選後初めて開かれた。独立派は過半数の七十議席を占めており、議長に独立派「カタルーニャ共和左派」のロジェ・トレン氏を賛成多数で選出した。独立派は、ベルギーに滞在中のプチデモン前州首相の再任も目指す。

 開会前日の十六日、独立派は最大会派「カタルーニャのための連合」のプチデモン氏を州首相に、第二会派所属議員を議長に選出することに合意した。プチデモン氏ら五議員は、独立運動を主導したとして反逆罪や扇動罪に問われ、帰国すれば逮捕される恐れがある。ジュンケラス前州副首相ら三議員はスペイン国内で拘束中。議長選出では、拘束中の三議員の代わりに同僚議員が投票した。

 開会に先立ち、ベルギーに滞在する五議員は、出席せずに代理による投票もしないことを表明。中立的な革新勢力ポデモス系会派は、所属する八議員が白票を投じた。本会議では、国外滞在中や拘束中で出席できない議員の名前が呼び上げられるたびに拍手が湧き起こった。

 再選を目指すプチデモン氏は、オンライン会議や代理人による議会活動を駆使してベルギーから執務が可能だと主張。中央政府のラホイ首相は「再任は認められず、自治権の停止は継続する」と繰り返し警告しており、独立派と中央政府との間で再び緊張が高まる可能性もある。州法によると、四月までに州首相が決まらなければ再選挙となる。

 州議選は、独立派が過半数を占めた州議会の顔触れを刷新することを狙って中央政府が実施を決めた。第一党に反独立派が躍進したが、独立派が過半数を占める構図は変わらなかった。

 

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