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【国際】

人権派の元弁護士、中国当局が拘束か 改憲巡る質問状 発表翌日

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 【北京=安藤淳】中国の人権活動家で元弁護士の余文生(よぶんせい)氏(50)=写真、平岩勇司撮影=が十九日、警察車両で連行され拘束されたとみられることが分かった。余氏は北京でこの日まで開かれた共産党の重要会議、第十九期中央委員会第二回全体会議(二中全会)に宛てた公開質問状を十八日、インターネット上に発表。名指しでの共産党批判は避けたものの、憲法改正を巡り、党ではなく国家の指導を強める改革を求めていた。

 関係者によると、十九日午前六時半ごろ、余氏が息子を学校に送ろうと自宅マンションの玄関に出たところ、警察関係者とみられる男ら十数人が余氏を警察車両に押し込み、息子の目の前で連れ去ったという。

 余氏は二〇一三年に「人権弁護士団」に参加。一四年の香港の大規模民主化デモ「雨傘運動」を支援したなどとして、これまでに二度拘束された。一五年七月に中国全土で人権派弁護士ら約三百人が一斉に拘束された際には、弁護士らの釈放を要求していた。

 このため、余氏は今年一月十五日、正式に弁護士資格を剥奪され、十七日には「国家の安全に危害を加える可能性がある」として、パスポート申請を公安当局に却下されていた。

 

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