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【国際】

トランプ氏就任1年 11月の中間選挙正念場 共和、支持低迷で苦戦予想

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 【ワシントン=後藤孝好】二年目に入るトランプ米政権は、十一月六日投開票の連邦議会の中間選挙で正念場を迎える。与党の共和党はトランプ大統領の支持率低迷で苦戦を強いられ、上下両院のいずれかで与野党逆転を許せば、ロシアによる二〇一六年の米大統領選への干渉疑惑「ロシアゲート」を巡って民主党の追及が強まる。大統領を罷免する弾劾論が勢いを増す可能性もある。

 トランプ氏は六日、首都ワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドで、共和党上院トップのマコネル院内総務やライアン下院議長ら党幹部と中間選挙の戦略を練った。会合後、記者団に「米国を再び偉大にするため、多くの共和党議員が必要だ」と述べ、遊説や資金集めなどで自ら選挙戦に積極的に関与する考えを明らかにした。

 共和党は昨年十二月、保守地盤の米南部アラバマ州の連邦議会上院補選で、未成年者へのセクハラ疑惑を抱えた候補が敗北。危機感を募らせたトランプ氏と共和党は昨年末に、大型減税を盛り込んだ税制改革法の成立にこぎ着け、中間選挙に向け公約実現をアピールして巻き返しを狙う。

 定数一〇〇の上院は現在、共和党五十一、無所属を含む民主党四十九と与野党が伯仲する。任期は六年で二年ごとに三分の一ずつ改選され、今回は任期満了の三十三議席と、中西部ミネソタ州補選の一議席の計三十四議席を争う。

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 中間選挙は政権の信任投票の意味合いがあり、有権者の揺り戻しで与党に厳しい審判が下される傾向が強いが、今回改選となるのは共和党八、民主党二十六。オバマ前大統領が六年前に再選した際に大勝した民主党が改選期を迎えるためで、共和党は非改選議員四十三人を抱える。

 焦点となるのは、民主党が議席を持つものの一六年の大統領選でトランプ氏が勝利した中西部のオハイオ州やインディアナ州など計十州と、共和党が議席を持ちながら大統領選では民主党候補のクリントン元国務長官が勝利した西部ネバダ州。両党ともに、それらの激戦州を主戦場として必勝を期す構え。

 任期二年で全員が改選される下院は定数四三五で、現有議席は共和党二百三十九、民主党百九十三、欠員三。共和党が身内に有利な選挙区割り「ゲリマンダー」を露骨に進めたが、世論調査の支持率では民主党が共和党を約10ポイント上回る。トランプ批判で追い風に乗る民主党は少なくとも下院で過半数を奪還し、二〇年の次期大統領選に向けてロシア疑惑の追及を強めたい考えだ。

 

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