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【国際】

中国、外相不参加を要求 20カ国会合 対北圧力、結束を警戒

 【北京=共同】北朝鮮の核・ミサイル問題への対応を話し合うためカナダ・バンクーバーで十六日に開かれた二十カ国外相会合を巡り、中国が参加国に外相の出席を見送るよう求めていたことが二十日分かった。複数の外交筋が明らかにした。中国は対話解決を主張しており、国際社会が圧力強化で結束することに警戒感を抱いている実態が明らかになった。北朝鮮に影響力を持つ中国と、日米などとの足並みの乱れは、問題解決の難しさを浮き彫りにした。

 会合は米国とカナダが共催。朝鮮戦争(一九五〇〜五三年)で国連軍に派兵した国に日本や韓国などを加えた計二十の参加国のうち、カナダ政府によると外相が出席したのは十一カ国だった。北朝鮮と国境を接する中国とロシアは出席しなかった。

 複数の外交筋によると、中国は一月に入り、外務省に日米を含む会合参加国の大使館員を呼び出すなどして「国連軍を持ち出して会議を開くのは冷戦思考だ」などと指摘。「国際社会を分裂させ、核問題解決に向けた努力を損なう」と開催を批判した。一部の国には複数回にわたり、外相出席や会合への参加を見送るよう要求したという。

 十六日の会合には、ティラーソン米国務長官や河野太郎外相、韓国の康京和(カンギョンファ)外相らが出席したほか、十五日の夕食会にはマティス米国防長官らも参加。一方、中国が巨額の経済援助で取り込みを図るフィリピンなどは外相が出席しなかった。議長総括は北朝鮮が非核化に向け不可逆的な措置を取るまで圧力を継続するなどの方針を確認した。

 

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