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【国際】

スカボロー礁、米駆逐艦航行 中国「強烈な不満」

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 【北京=秦淳哉】中国とフィリピンが領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)で、米国のミサイル駆逐艦が領海に侵入したとして、中国外務省の陸慷(りくこう)報道局長は二十日「中国の主権と安全に損害を与え、国際関係の基本原則に背く行為だ」と批判し「強烈な不満」を表明する談話を発表した。報道によると、この後、米太平洋艦隊報道官は「航行の自由」作戦を実施したと語った。

 外務省などによると、米国のミサイル駆逐艦は十七日夜、スカボロー礁から十二カイリ(二十二キロ)内の領海を航行。中国のミサイル護衛艦が出動して対応し、その場から立ち去るよう警告を発したという。

 中国国防省報道官も「中国の主権と安全を威嚇するものだ」と反発し「中国軍は今後も防衛の職務を継続し、国家の主権と安全を守り抜く」と述べた。

 スカボロー礁をめぐっては、二〇一二年にフィリピンが中国漁船の違法操業を取り締まったのを機に、中国公船とのにらみ合いに発展。その後、台風接近を理由にフィリピン艦船が現場を離れたため、中国が実効支配している。

 

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