東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

過熱報道回避?駆け引きの一環? 北の事前調査団が一転きょう訪韓

 【ソウル=上野実輝彦】韓国統一省は二十日、北朝鮮が平昌(ピョンチャン)冬季五輪に合わせ「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」などでつくる芸術団を派遣するに当たり、事前の調査団が二十一日に訪韓すると発表した。北朝鮮が二十日夜、韓国側に通知した。

 統一省によると、北朝鮮は午後六時四十分ごろ、「事前調査団を二十一日に陸路で派遣する。日程はこれまで協議した通りでよい」と伝えてきた。韓国側は提案を受け入れた。

 北朝鮮はこれに先立ち十九日午前にも、朝鮮労働党中央委員候補のヒョン・ソンウォル氏を三池淵管弦楽団団長とする七人を、二十日から一泊二日で韓国に派遣すると通知。韓国側も同意したが、北朝鮮が十九日夜になって急きょ派遣を中止すると伝達してきた。韓国側は理由を説明するよう北朝鮮に申し入れていた。

 二十日の北朝鮮からの通知は、ヒョン氏を含む事前調査団の構成には触れていないが、統一省関係者は「『これまで協議した通り』と言っている以上、構成に変化はないとみている」と話している。

 調査団は、ソウルや五輪会場の江陵(カンヌン)市にある公演予定施設を訪問するとみられる。

 北朝鮮が自ら提案した訪韓をいったん撤回した理由は不明。北朝鮮の女性音楽グループ「牡丹峰(モランボン)楽団」団長として知られ、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の元交際相手だと一部で報じられたヒョン氏を巡る取材が過熱するのを嫌ったとの説や、韓国との対話の主導権を握るため駆け引きをしたなどの説が、韓国内で取り沙汰されていた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報