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【国際】

シリア市民死者18人に トルコ軍侵攻 戦線拡大の恐れ

 【カイロ=奥田哲平】AFP通信によると、クルド人勢力が支配するシリア北西部アフリンへの越境攻撃を始めたトルコ軍は二十一日、地上部隊がシリア領内五キロまで侵攻し、数カ所の村を制圧した。シリア人権監視団(ロンドン)は、この二日間で市民十八人が死亡したと明らかにした。トルコ側は否定している。

 エルドアン大統領は二十一日、「作戦を早期に完了させる」と述べた。ただ、トルコは同じくクルド人の勢力下にあるアフリン東百キロの都市マンビジュでも軍事作戦を実施する見通しで、戦線が拡大する恐れがある。

 一方、クルド人民兵組織「人民防衛隊」(YPG)は、地上侵攻したトルコ軍を撃退したと主張。少なくとも兵士四人と、トルコと連携して攻撃に参加したシリア反体制派「自由シリア軍」の戦闘員十人を殺害したとしている。

 クルド側はアフリン郊外の養鶏場が空爆されて住民の一家八人が死亡するなど、二十一日の攻撃で計十一人が亡くなったとしている。これに対してYPGを「テロ組織」とみなすトルコのチャブシオール外相は「テロリストを市民に見せ掛け、世界を欺いている」と述べた。

 トルコ軍のシリア侵攻は二〇一六年八月以来。過激派組織「イスラム国」(IS)対策でYPGを支援した米国務省は二十一日、トルコに自制を求める声明を出したものの、積極的な介入は避けている。フランスは国連安保理の開催を呼び掛けた。

 

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