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【国際】

元チーム医師に最長禁錮175年 米体操選手らに性的暴行

 【ニューヨーク=赤川肇】米国体操協会の元チーム医師による性的暴行問題で、米ミシガン州地裁は二十四日、女子選手らへ性的暴行を繰り返してきたとして元チーム医師ラリー・ナサル被告(54)に最長禁錮百七十五年の判決を言い渡した。ローズマリー・アキリナ判事は、事実上の終身刑だと強調した。

 女性一人が二〇一六年九月にメディアで証言したのをきっかけに五輪メダリストを含む二百人以上が被害を訴え、二十年以上に及ぶ犯行が発覚。芸能界から政界まで米国内で権力者のセクハラ疑惑が相次いで浮上する中、被害を放置したとして米体操協会幹部が辞任に追い込まれるなど波紋が広がっている。

 ロイター通信などによると、公判では金メダリストを含む百五十六人が七日間にわたり証言。ナサル被告は、チーム医師の信用を悪用し、治療を装って犯行を繰り返したと認め、最終意見陳述で「申し訳なさは筆舌に尽くしがたい」と述べた。

 だが、アキリナ判事はナサル被告が自己弁護した陳述書を読み上げ「あなたは分かっていない。まだ危険だ」と断罪。証言者らの勇気をたたえた上で「今回の判決は転換点になるだろう」と再発防止策を求めた。

 

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