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【国際】

サウジ汚職、解決金12兆円 摘発主導の皇太子が政治的勝利

 【カイロ=共同】サウジアラビアの汚職対策委員会は三十日、汚職で摘発した王子や閣僚らが三百八十一人に上り、容疑を認めた王子らが支払いに合意した解決金の総額は四千億サウジ・リヤル(約十二兆円)を上回ると発表した。大多数は既に釈放したが、五十六人を拘束中で捜査を続けている。

 汚職摘発を主導したムハンマド・ビン・サルマン皇太子(32)は、アブドラ前国王の息子ムトイブ前国家警備相ら有力者にも汚職容疑と解決金支払いを認めさせたもようで、若き皇太子の政治的勝利が強く印象づけられた。

 ムハンマド皇太子は原油依存からの脱却など急進的な政治経済改革を推進中。高齢のサルマン国王から生前譲位される可能性が取り沙汰されている。昨年六月に皇太子に昇格した際、ムハンマド・ビン・ナエフ前皇太子を自宅に軟禁したと報じられた。今回の汚職対策にも、生前譲位に向けた政敵排除の側面を指摘する見方がある。

 

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