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【国際】

米政権とFBIの対立激化 トランプ氏「捜査を政治化」

 【ワシントン=石川智規】米連邦捜査局(FBI)とトランプ政権の対立が深まっている。複数の米メディアは一日、米大統領選へのロシア介入疑惑をめぐるFBIの捜査手法が、「反トランプ」の立場に偏向していると非難する「機密文書」について、ホワイトハウスが二日にも公開を認めると報道。FBI側は文書公開に強く反発しており、レイ長官の辞任説も流れるなど緊張が高まっている。

 この文書は、トランプ大統領に近い共和党議員で、下院情報特別委員長のニューネス氏が主導して作成。FBIと司法省がロシア介入疑惑を捜査する中で、トランプ陣営幹部に対して通信傍受をするための捜査令状を不正な手法で取得したとする内容という。

 ニューネス氏は、令状請求は民主党側の情報に依拠し、FBIの偏向を示していると主張。先月末に開かれた特別委員会が共和党議員の賛成多数で公開を求めていた。最終的な公開の是非はホワイトハウスの判断に委ねられている。

 これに対し、FBIは先月三十一日、「重要な事実が欠落し(公開には)重大な懸念がある」とする声明を発表。レイ長官はホワイトハウスに出向き、非公開を求める異例の対応を取った。実際に文書が公開されれば、抗議を示すためにレイ長官が辞任する可能性も指摘されている。

 トランプ氏は文書公開に積極的とされる。二日早朝にはツイッターに「FBIと司法省のトップは反共和党で、神聖な捜査の過程を政治化している」と書き込み、FBIなどの姿勢を民主党寄りと批判した。

 トランプ氏はかねて、ロシア疑惑を巡るFBIの捜査や大統領就任後のモラー特別検察官の捜査を「魔女狩りだ」などと非難していた。文書公開によって捜査の不当性を印象づけたい狙いがあるとみられる。

 

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