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【国際】

ロシア介入疑惑 FBI非難の文書公開 トランプ氏、捜査けん制

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 【ワシントン=石川智規】二〇一六年米大統領選のロシア介入疑惑を巡り、トランプ米大統領は二日、連邦捜査局(FBI)が捜査権を乱用し、トランプ陣営幹部を不正に監視したと非難する「機密文書」の機密解除を決めた。米下院は同日、文書を公開した。

 公開に反対していたFBIはホワイトハウスに非公開を求めていたが、トランプ氏が押し切った形。捜査の不当性を強調し、けん制する狙いがあるとみられる。

 公開された文書は四ページで、トランプ氏に近いニューネス下院情報特別委員長(共和党)が、FBIからの機密情報を基に作成した。FBIが一六年十月、英国の元スパイの情報を根拠に、トランプ陣営幹部のカーター・ペイジ氏の通信を傍受するために捜査令状を取得した経緯などが書かれている。令状はコミーFBI前長官らが署名した。

 共和党は、元スパイが民主党全国委員会やクリントン元国務長官側から資金援助を受けていたと指摘し、捜査が「反トランプ」に偏っていると批判している。ただ、文書には元スパイと民主党とのつながりは記されていない。

 トランプ氏は二日、機密解除に当たり「この国で恥ずべきことが起きている。この文書を読んで多くの人が恥じるべきだ」と述べ、暗にFBIを批判した。

 米CNNテレビによると、FBIのレイ長官は捜査員らに向けた映像メッセージで「君たちの仕事こそ重要。行動は言葉よりも雄弁だ」と述べた。

 民主党のペロシ下院院内総務ら党幹部は連名で、「誤解を招く文書の公開により、FBIの捜査妨害やモラー特別検察官の解任を狙っている」と非難する声明をトランプ氏に送った。

 

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