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【国際】

北、金永南氏を派遣 平昌五輪出席 文大統領に表敬も

 【ソウル=上野実輝彦】北朝鮮は四日夜、平昌(ピョンチャン)冬季五輪に合わせ、金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長を団長とする代表団を、九日から十一日の日程で派遣すると韓国に通知した。韓国統一省が四日、発表した。朝鮮中央通信も五日、金永南氏が近く、五輪開会式に出席するため訪韓すると伝えた。 

 統一省によると、代表団は団員三人、随行員十八人で構成。金氏は北朝鮮憲法上の国家元首で、平昌五輪に各国首脳級が訪れる中、北朝鮮としても格を合わせ配慮を示す狙いがあるとみられる。統一省報道官は五日「北朝鮮も南北関係改善や五輪の成功を重視しているのではないか」と述べた。

 ただ北朝鮮の実質的な序列では、リオデジャネイロ五輪に派遣された崔竜海(チェリョンヘ)朝鮮労働党副委員長ら、より高位の人物がいるとされる。金永南氏以外の代表団員は具体的に明らかになっておらず、金正恩(キムジョンウン)党委員長により近い人物が派遣される可能性も残っている。

 聯合ニュースは、金永南氏ら北朝鮮の代表団が訪韓中、アイスホッケー女子の南北統一チームの試合を観戦したり、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領を表敬訪問する可能性があると報じている。同時期に訪韓する米国のペンス副大統領と会談するかにも注目が集まっている。

 また統一省によると、北朝鮮側は五輪に合わせ六日から派遣する「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」などの芸術団を貨客船「万景峰(マンギョンボン)92号」で韓国入りさせ、船で宿泊すると通知。同船は北朝鮮とロシアの間で運航されていた「万景峰号」とは別の貨客船。

 貨客船の利用は、北朝鮮船舶の入港を禁じた韓国の独自経済制裁に抵触する。報道官は「制裁の例外措置とすることを検討している」と説明した。

 

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